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4月から抗肥満薬として発売されているAlli。
これはBodymakeにつかえますか?
そういうことをよく聞かれるようになってきました。
やはり皆さん興味津々ですね。
そこで、皆さんのBodymakeにどんな影響・可能性を与えてくれるのか調べてみました。
参考にしていただき、自分の理想のBodymakeを進めてください。

Alliの効果

Alliはオルリスタットという物質が60mg入った肥満治療薬です。
これは体の中で脂肪を分解する酵素の阻害し、摂取した食事の30%ほどをそのまま便とともに体外に排出してくれます。
食事の3分の1をなかったことにしてくれるなんてなんとも夢のようですね。
ひょっとすると好きなものを食べても太らないなんてこともできてしまうと期待してしまいます。

Alliの使用条件

食べても太らない理想を実現する薬。
しかしこれを使うにはいくつかの条件があります。
それは、
・BMIが25以上であること
・1カ月の腹囲・体重の記録と薬剤師さんによる生活習慣記録の確認
・使用時の生活習慣改善の取り組み記録
このように、購入し使用していくためには超えるべきハードルがあり、簡単にすぐに購入とはいかないようです。
さらには瘦せてくると使えないという条件もでてきますね。

Alli使用によるデメリット

この薬を使うことで起こるデメリットは以下の通りです。

栄養バランスが崩れる

Alliを使うとまずは脂質を体外に出すので脂質不足の可能性もでてきます。
これによりホルモンバランスが崩れる、肌あれが起こるなどが出てきそうです。

さらに脂が体外に出るときに、脂溶性ビタミンのADEKβカロテンの不足も起きてきます。
これらはサプリメントで補充することは可能ですが、Alli使用後すぐに使用したのでは一緒に排泄されてしまうので、2時間以上後に入れる必要があります。タイミングも気にする必要が出てきますね。そして、脂溶性ビタミンは取りすぎも注意です。

ちなみに、Alliは成長中の18歳未満への服用は不可です。

肛門からの油漏れ

これが一番大きいデメリットかもしれませんが、下痢の大便を溶かしたサラダオイルのようなものがお尻から漏れてくるようです。
この対策にはおむつを使用するという方法がありますが、この出てくる物質は油のためおむつにも吸収されにくいようですし、この物質は悪臭があるということですが、おむつでは悪臭までは解消できません。
他者との関わりのある人には使いづらいですね。

Alli使用しながらのBodymakeの可能性

上記のようなことを踏まえて、Alli使用しながらBodymakeができるか考えてみると、
・使うためには食事を変える必要が出てくる。なんでも好きなものを食べてはできない。
・使用しだした場合、ビタミン剤などを気にしながら生活が必要になる。
・トレーニングをする時には油漏れや周囲へのにおいに気を付けながらトレーニングをする必要がある。
・BMI25を切ったら使用はできない。

こう考えると、Alliを使用してもしなくても、食事のコントロールと運動は必須であり、周囲などへの気遣いを考えるとなしのほうが気楽かもしれません。
幸い、半年での腹囲の差は服用アリが2.41cmで服用ナシは1.53cmと1㎝程の差のようなのでそこまでは大きくないと言っていいでしょう。

もちろん、Alliの価値がないとは思いません。動き出しの第一歩。この大変なところをきっかけ作りとして使用していただき、そこからスタートしていくにはいいのではないでしょうか。

結論、健康のためにもBodymakeのためにも、自分が作ってきた習慣が一番ということに変わりはなさそうです。
自分の積み上げてきたものに自信をもって、引き続き食事のコントロールも運動も頑張ってまいりましょう!