トレーニングジムで幸せを手に入れる方法：ホルモンが導く充実した毎日

ドーパミンは快楽物質と書きましたが、実は現段階ではこれは正しくなく、正確には報酬予測誤差を表現する物質であると言われています。
どういうことかと言うと、予想していなかったことがあった時のワクワクや嬉しいと感じたときに分泌されるのです。
自分にとってちょっと困難なことに挑戦したり、できなかったことができたという感情はまさにドーパミンを分泌させるということです。そしてこの快感は、再びその行為をしたくなるため、取り組む意欲、やる気につながるのです。
トレーニングや有酸素運動は、取り組んでいる最中に苦しくてやめたくなったり、嫌になったりということがありますが、これを超えていくことで幸せに近づくのですね。
ちなみに、個人的にはトレーニングの後の自分へのご褒美を用意し、「疲れた後のご褒美は最高！」と普段より嬉しさをアップさせることで、ドーパミンももっと出してあげるのがオススメです。

セロトニンが幸せホルモンと呼ばれるのは、恐怖や驚きを制御して精神を安定させる作用があるためです。
イライラや疲れを取り、睡眠の質を上げたり精神状態を安定させてくれるのですね。
生成される際の原料になるのは、必須アミノ酸のトリプトファンですが、これは体内で作り出すことができないため、食事から取り入れてくる必要があります。大豆食品や乳製品に多く含まれていますが、プロテインやEAAから摂取することも可能です。
セロトニンは規則正しい生活や太陽の光を浴びる、ジョギングや水泳、咀嚼のような一定のリズムで体を動かすことで増加します。一定のリズムということは、もちろんトレーニングもはいりますね！
毎日規則正しい時間に起き、食事もとって運動をする。こんな基本的な生活を送ることができれば、セロトニンによって幸せを感じることができますね。

愛情のホルモンといわれるオキシトシンは、人やペットとのスキンシップやマッサージ、好きな人との交流などにより分泌が増えます。感謝をする気持ちを持つ、相手を思いやることで分泌が増え、心の緊張や孤独、恐怖といったストレスを和らげてくれます。
オキシトシンが分泌されることで、鎮痛や不安軽減という効果が期待できるのですが、実は近年これだけではなく脂肪燃焼に効果があるという研究結果も発表されています。これは、オキシトシンの作用で、褐色脂肪細胞が熱産生を起こし心拍数が上がることで、脂肪が燃焼されるのです。
ちなみにこのスキンシップやマッサージは、自分で行っても効果は出すことが可能です。自分の体を優しく撫でさする「タッチほぐし」やアロマを焚いてオイルなどを使ったマッサージをするといいようです。
これもなかなか難しいということでしたら、PersonalGymCOMPASに来てみて、かるび君と遊ぶというのはいかがでしょう？もふもふで気持ちいいですよ。

βーエンドルフィンはマラソンなどで苦しい状態が一定時間続くと、そのストレスを軽減するために分泌されます。
つまり、自分が苦しい状況に陥った時に体や心を守るために分泌されるホルモンといえます。
分泌されることで、幸福感や気分の高揚、鎮痛効果が得られるというように、モルヒネと同じような作用をするので脳内麻薬という呼ばれ方をします。
ちなみに、βエンドルフィンはドーパミンの分泌を促す働きがあり、さらにはドーパミンと一緒に分泌されるとドーパミンの幸福感を増強してくれます。
楽が好まれる今の時代とは逆の流れですが、時々トレーニングで自分に刺激を入れてあげればいいですね。